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第18回アートフェスティバルを終えて

第18回伊豆高原アートフェスティバル
「桑原 宏 生誕100周年回顧展」 4回目の参加です。

美術館ローズマダーは桑原 宏(館主 押見匡子の実父)の常設展示美術館です。

桑原 宏は自然賛歌をテーマにして、終生絵筆をとった絵描きでした。

満州(中国東北部)公主嶺の大陸育ちということもあり常に“満州”の回想から発生し、
「戦後、北海道の大自然にとりつかれた作品すべては風土と重なり合った郷愁から生まれた作品といっても過言ではない。」と画集、「絵と人生について」の頁で触れています。

1954年(昭和29年)鶴田 五郎氏の主唱で自然をテーマにした11名の山好きが集い「日本山林美術協会」を設立。

 住まいの近くにある東京練馬、石神井公園の春夏秋冬も良く描きに行きました。1971年、公園の三宝寺池の水が涸れ始め天然記念物のコウホネや睡蓮が絶滅状態にさらされた時には練馬区に自然の保護を求めて運動、その発展団体として「練馬文化の会」が発足、毎年、絵画、彫刻、音楽、工芸展示などを通して、今に引き継がれております。

北海道「知床100平方メートル運動」(自然保護運動)に協力、チャリティー展を3回開催、どの絵の中にも自然を師とし賛歌の気持ちが込められているのは桑原 宏が絵描きとしてのポリシーを崩さず自分が出来る事で自然を守るという生き方(人生観)だと思います。
生前、「自分は絵筆を握って死ねたら、何も云う事は無い。」と云っておりました。
1994年10月北海道江別市のアトリエで、その通りの生涯を閉じました。11月の個展を控え未だ描きかけの「秋」という作品がイーゼルに架けてあり、完成されてない絵の中から私達の次の世代に向けて何か大きなメッセージが残されているように感じました。

御覧頂きました皆様に桑原 宏の自然賛歌の心が少しでも伝わりましたならば幸いに思います。

ご来館 有難う御座いました。

2010年5月
美術館ローズマダー・桑原 宏作品館
館主 押見 匡子
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